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火曜日, 5月 14, 2024
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鉄道風景(22) 雪の燕三条駅

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  日本海側で大雪との報道が伝えられている。JRの路線でいえば、羽越本線、信越本線、北陸本線あたりだ。「本線」という名称のとおり、旅客や物資の流れを担う重要な路線で「日本海縦貫線」などと呼ばれることもある。

  もちろん、いわゆる「ローカル線」も地元の利用者にとっては生活路線である。そのひとつ弥彦線も、自動車を利用しない人々にとっては大切な「足」となる。

  現在の弥彦線は、弥彦駅と東三条を結んでいるが、かつては東三条の先の越後長沢駅までつながっていた。弥彦駅は、その先に路線のない「行き止まり」の駅で「突端駅」と呼ばれたり、そうした路線が「盲腸線」などと呼ばれたりすることもある。じつは、かつての長沢駅も行き止まりの駅。つまり、1985年に東三条駅~越後長沢駅間が廃止されるまで弥彦線は始点も終点も突端駅という全国でも珍しい路線だった。

  さて、燕三条駅が誕生したのは1982年。上越新幹線の開業に合わせ、在来線である弥彦線にも駅が設置された。上越新幹線の燕三条駅のホームには屋根が設けられていて、列車を待つ人が雪の心配をすることはない。だが、弥彦線のホームの一部には屋根がなく、降る雪は容赦なく積もり、駅名標が雪まみれになることも。

  それでも列車は、ほぼ時刻どおりに走り、人々の暮らしを支えている。鉄道関係者には感謝の言葉しかない。

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