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月曜日, 5月 13, 2024
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つれづれなるままに(8) 新潟の稲穂

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  早いもので、もう11月。今年も残すところ、ふた月足らず。年をとったせいか、年々、時の流れが速くなるように感じる。

  さて、すっかり新米の季節である。

  日本の米の生産量は、およそ861万トン。都道府県別の生産量で第1位は新潟県、第2位は北海道、第3位が秋田県だそうだ。

  今秋、新潟を訪れたときは、まだ生育期とはいえ、実がついていた。「実るほど頭を垂れる稲穂かな」ということばがある。「立派な人ほど謙虚な姿勢であることをいったもので「五、七、五」のリズムになってはいるが、誰かの俳句ではなく作者不詳のことわざと伝えられている。蓋し名言である。

  たしかに、事を成した人の多くや、人の上に立つ人は、自分自身に対しては厳しくても、周囲の人に対しては、やさしかったり、にこやかだったりする。もちろん、部下に向かって意見を述べることや叱ることもあるが、それはあくまでも「仕事上の話」であり、その物言いにしても基本的にはおだやかなものだ。

  小生は、どちらかといえば気が短く、人間性も未熟であるが、せっかく新米の美味しい時期を迎えたからには「実るほど頭を垂れる稲穂かな」という言葉を折にふれて思い浮かべたいと考えている。

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