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月曜日, 12月 9, 2024
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鉄道風景(23) 往年の寝台特急「北陸」

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  北海道、東北、北陸地方、そして群馬と新潟との県境あたりでも大雪が続いている。列車の運行にも支障が出ていて、北海道では多くの列車が運休し、上越線の水上駅と小出駅間は運転見合わせと報じられている。

  市民生活に影響が出ることも想像される一方で、当然、運行の安全性も求められるわけで、現場では難しい判断を迫られているのだろう。

  現在、東京と金沢を結ぶ鉄道路線といえば「北陸新幹線」があげられる。東京駅を出ると大宮、高崎、長野、糸魚川、富山の各駅を通り、終点・金沢までの約450Kmを最速の列車であれば2時間半ほどで走る。

  さて、かつて、上野~金沢間を走る、寝台特急「北陸」という列車があった。上野を出ると、大宮、高崎を通るところまでは北陸新幹線と似ているが、そこから先は、上越線に入り、水上、越後湯沢を通り、長岡へ。長岡では機関車を付け替え、乗務員が交代する運転停車の後、列車は方向転換して、信越本線に入り、柏崎、直江津、直江津からは当時の北陸線に入り、富山、高岡を経て金沢に到着する。約520kmの道のりを7時間半(上りは8時間)ほどかけて走っていた。

  勾配線区で難所とされた上越国境を越え、越後路、北陸路を駆け抜けた「北陸」だったが、厳冬期の雪ともなれば、その進路を阻んだであろうことは想像に難くない。

  2010年、惜しまれつつ廃止されたが、その雄姿は、今も心に残っている。

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