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金曜日, 10月 4, 2024
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鉄道風景(14) そよかぜ

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  76回目となる「終戦の日」を迎え、全国戦没者追悼式が東京・日本武道館でおこなわれた8月15日。改めて平和を祈念する次第。

  さて、戦後の流行歌を代表する一曲として並木路子が歌った「リンゴの唄」がある。作詞はサトウハチロー、作曲は万城目正。戦後映画の第1号として、同年10月に公開された松竹大船映画『そよかぜ』の主題歌で、並木路子が主演。明るい曲調と歌声は、多くの人々を励ましたことだろう。

  かつて「そよかぜ」という特急列車があった。上野と避暑地として知られる軽井沢とを結んでいた臨時列車だ。当時の信越本線の列車は、軽井沢より先の上田、長野、直江津へと向かっていたが、軽井沢までの利用者が多かった時期に設定された。それゆえ「

  臨時列車」となったわけだ。

  その後、長野とは新幹線で結ばれ、難所とされた碓氷峠にある横川駅~軽井沢駅間の在来線は廃止された。その「そよかぜ」がリバイバル運転されたことがある。10年ほど前のことだったと思う。185系の車両に、大きなヘッドマークを掲げた姿は、誇らしげだった。

  昭和20年の8月15日の映像を見ると、とても暑かったように思える。正午の玉音放送のあと、夕方には涼しくなったのだろうか。

  少なくとも、この日から、平和の風が吹き始めたと思いたい。

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