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月曜日, 12月 9, 2024
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鉄道風景(10)修学旅行

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  新型コロナウイルスの感染拡大がおさまらない。

  企業ではリモートワーク、飲食店では時短営業やアルコール飲料の提供中止など、さまざまな方策がとられている。

  ワクチンの接種も始まっているものの、一部では混乱もみられる。

  東京オリンピック・パラリンピックは、開催に向けて動いているようだが、懸念を抱く向きも少なくない。

  一方で、小・中学校の運動会・体育祭が延期になったところもある。児童・生徒たちが楽しみにしていた学校行事がコロナ禍によって延期されてしまうことを思えば、オリ・パラどころではないような気もする。

  修学旅行が延期された学校もあると聞く。「一泊二日で京都」の予定が「学校がある市内の見学」に変更されたそうだ。

  修学旅行では、一般客も乗車する列車の指定席を利用するケースが多いようだ。

  その昔、乗りなれない新幹線を修学旅行で利用することになったある中学校の話。

  短い停車時間でスムースに乗り降りするために、体育館の床に乗降口に見立てた目印のテープを貼り、乗り降りの練習をしたとか……。

  もちろん学校にもよるだろうし、また、場合によっては複数の学校が修学旅行の日程を合わせることで「修学旅行列車」を仕立てることがある。その列車のヘッドマークとして児童・生徒たちが喜ぶのは「修学旅行」だろう(「臨時」とか「団体」ということもあるようだが、それでは、あまりにも残念だ)。

  乗ってしまえばヘッドマークを見ることはできないし、友だちとの楽しい会話で、それどころではないかもしれないが「修学旅行」のヘッドマークは、なんとなく誇らしげで輝いているように見えるのは私だけだろうか。

  数年前のある日、たまたま「修学旅行列車」を目にした。乗っていたのは小学生か中学生か、あるいは高校生かもわからないが、楽しく快適で安全な旅を祈った次第である。

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