泰山不譲土壌,故能成其大
(泰山は小さな土壌も排除せずに受け入れ、それで大きな山となった。)
李斯の『諫逐客書』中の名句———
「土地が広ければ粟が多く獲れ、国が大きければ民が多くなる、強力な武器があれば国民は勇敢になる。
泰山は小さな土壌も排除せずに受け入れ、それで大きな山となった。。河海は細流を選ばず受け入れ、それで深くなった。」
春秋戦国の時代、秦王嬴(後の始皇帝)は特定の大臣の進言を信じて、「逐客令」を出し、秦国の役人や諸侯を皆追放して、離間の陰謀を防ごうとした。そして、楚の出身だった李斯も除外の対象にされた。李斯はすぐに『諫逐客書』を書いて、奏上し、雄弁で心のこもった言葉で秦王を説得し、命令を撤回させた。秦国再統一という大事業の倫理的基盤でもあり、永遠の名著と言わざるを得ない。
李斯の『諫逐客書』一節は次のように述べています:耕作可能な土地の面積が広大なら、収穫される穀物は豊富だ。国が広大な領土を持てば、平和に暮らす人々が多くなる。強い軍隊であれば、兵士は勇敢に戦闘に臨む。泰山は小さな土壌も排除せずに受け入れ、それで大きな山となった。河や海は細流を選ばず受け入れ、それで深くなった。
中国と日本の長年の友好的な交流を振り返ると、そこには古今を通じて哲学者の教訓が活かされている。
(編集者:秦川)