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日曜日, 12月 3, 2023
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鉄道風景(3)啄木の歌碑

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  1886(明治19)年2月20日、現在の岩手県盛岡市で石川啄木が誕生している。歌集『一握の砂』や『悲しき玩具』などで知られる歌人・詩人で「三行詩」という独特の表現で、多くの短歌を残している。

  「東海の小島の磯の白砂に
   われ泣きぬれて
   蟹とたはむる」

  「たはむれに母を背負ひて
   そのあまり軽きに泣きて
   三歩あゆまず」

  「はたらけど
   はたらけど猶わが生活(くらし)楽にならざり
   ぢつと手を見る」

  など、昨今のご時世に通じるような作品も少なくない。

  上野駅はしばしば「東京の北の玄関口」と呼ばれる。たしかに、東北本線、常磐線、高崎線・上越線、信越本線といった北へ向かう列車、しかも、かつては多くの長距離列車が発着していた。

  上京した石川啄木も上野駅のホームに降り立ったはずだ。

  岩手、東京、青森、北海道など、啄木は各地を転々としている。それはまた、数奇な運命をたどった人生のあらわれといえるかもしれない。その啄木は、1912(明治45)年4月13日に26歳の若さで、この世を去っている。

  上野駅には『一握の砂』におさめられた和歌の刻まれた碑がある。

  「ふるさとの 訛なつかし
   停車場の 人ごみの中に
   そを聽きにゆく
          啄木」

  1985(昭和60)年3月14日に、東北新幹線が上野に乗り入れたことを記念して3月19日に建立されたものだ。

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