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月曜日, 12月 9, 2024
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漢字の話(14) 鈍

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  傍若無人なふるまいをする人が増えていると感じるのは私だけだろうか。いわば「鈍感な人」があまりにも多い。

  たとえば、病院の待合室で、ずっと話している高齢女性。コロナ禍とあって、さすがにマスクをつけてはいるが、昨今は第7波にいわれており「会話は控えめに」が常識である。そもそも、病院の待合室は社交場ではないし、具合の悪い患者からすれば、少しでも静かにしてほしいはずだ。

  自転車のルール違反・マナーの悪さにも辟易である。自転車は、道路交通法上は「軽車両」となっており、違反をすると罰則が科せられる場合もある。「自転車は車道が原則、歩道は例外」「車道は左側を通行」などが定められている。ところが、平気で歩道を走ったり、自分の都合で歩道と車道を行ったり来たり。車を運転していてヒヤッとすることもある。

  最近は「自転車レーン」が設定されている道路もあり、青い矢印などで示されている。驚くのは、そこを逆走する自転車があることだ。どれだけ鈍感なのか、あるいは無神経なのか……。こういった手合いを相手に、事故を起こしたドライバーがいたとすれば不運のような気がする。

  もっとも、悪質なドライバーも多い。こちらの信号が青、つまり、交差する道路の信号は間違いなく赤。要するに信号無視だ。右折・左折、あるいは車線変更のときに合図を出さなかったり、合図を出すタイミンクが遅かったりするドライバーも少なくない。こうしたドライバーに遭遇すると、身勝手さにあきれるばかりだ。

  さて、鉄道の列車種別のひとつに「普通列車」がある。基本的に始発駅を出ると、すべての駅に停車しながら終点へと向かう。この列車を「鈍行」と呼ぶこともある。急行に対しての「鈍行」というわけだが「鈍」の文字を使われるのは普通列車に気の毒のように思う。せめて「各駅停車」と呼んであげたいものだ。

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