気がつけば「みなかみ舎の雑記」が1年を経過。これまで「鉄道」「漢字」「本」というジャンル分けをしてきたが、たまにはノンジャンルでも綴りたいと思う。題して「つれづれなるままに」。いわゆる「よもやま話」と思し召しいただきたい。
今回の題材は「飛行機雲」。いまでこそ、飛行機雲の正体は、たとえばジェット機などのエンジンから出る排気ガス中の水分が冷やされて雲になると知っているが、そうと知らない子どもの頃は、飛行機の排気ガスだと思っていた。空に残った筋が消えていくのも、時間が経って、まわりの空気に薄められていくのだろうと考えていたのである。
それにしても、真っ青な空に描かれる、ひと筋の飛行機雲は美しい。子どもでも大人でも、見上げると「ああ」と見とれてしまうのではないだろうか。
いま、日本の上空を飛んでいるのは、基本的に民間の航空機、つまりほとんどが旅客機で、地上はコロナ禍こそあれ「平和」だ。しかし、ウクライナでは……いや、これは雑記らしくないので、これ以上は語るまい。