8月8日に東京オリンピック2020が閉幕。コロナ禍や猛暑もあったが、なんとか乗り切ったというところだろうか。
その翌日の8月9日は、76年前、長崎に原子爆弾が投下され、多くの犠牲者と甚大な被害を出した。
広島に続いて、長崎が標的とされたわけだが、じつは、新潟も狙われていたらしい。当時のこと、また、軍部の機密情報でもあり、詳細まではわからないが、その日の新潟の天気が雨か曇りで、原爆の威力が発揮できないから投下を見送ったという話がある。
サトウハチロー作詞、古関裕而作曲、藤山一郎が歌った「長崎の鐘」という楽曲がある。その歌いだしは「こよなく晴れた青空を 悲しと思う せつなさよ」である。原爆を「ピカドン」と呼んだ人もいるように、どうやら原爆は光の爆弾で、投下は晴れていることが条件だったのだろうか。
さて、新潟の夏は、暑いというよりも蒸し暑い。関東のようなカラッとした夏とはいいがたい。それでも、青空の広がる日はあり、そんなときには大人も子どもも笑顔になる。越後平野を走る列車も気持ちよさそうに見える。
平和で、のどかな日々が続くことを願うばかりである。