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月曜日, 5月 20, 2024
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漢字の話(6)「桜」

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  東京近郊では、すでに満開を迎えた桜が、風に吹かれるとハラハラと花びらを散らし、桜吹雪となっている。

  コロナ禍の影響で花見もままならないが、大人数で宴会をせずとも、お酒を飲まなくても、ひとりふたりで道を歩きながら風情を感じることはできる。

  桜という漢字の旧字体は「櫻」で「木編に貝がふたつと女と書くことから『気になる二階の女』と憶える」……というのは、映画『男はつらいよ』のなかで、渥美清氏が演ずるところの車寅次郎、すなわち「寅さん」の台詞だっただろうか。

  寅さんといえば、葛飾・柴又が故郷で、京成電鉄金町線の柴又駅は、しばしば映画に登場。その駅前には寅さんの銅像がある。身体は柴又駅を向いていながら、顔は実家のほうを向いている姿は、未練を断ち切れないつらさのあらわれだろうか。それはまさに、映画のワンシーンを思わせる。

  そういえば、寅さんの誕生日は11月29日。ちなみに、林家ペーさんの誕生日と同じ……余談ですけど。

  1999年からひとりで立っていた寅さんだったが、2017年には、寅さんを見送るようにして、妹のさくらの銅像も建てられている。

  さて、日本で「さくら」といえば、この時期に咲き誇る花だが、漢字の故郷である中国で「櫻」といえば「ユスラウメ」のことだそうだ。春先に梅に似た白または淡い紅色の小さな花を咲かせ、初夏には紅色の実を結ぶ。その実は首飾りの玉のようだという。

  「櫻」という漢字の「嬰」には「首飾りをめぐらす」という意味がある。つまり「ユスラウメの実→首飾りの玉→櫻」というわけだ。そのユスラウメはバラ科の落葉低木で、日本の漢字を当てはめれば「梅桃」。

  一方、日本の「さくら」はバラ科の落葉高木。桜がバラ科ということをご存知でしたか。私は、今回初めて知りました。寅さんは知っていたのかなぁ。

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